@なかさだの「終わり良ければすべて良し」 All's Well That Ends Well by @nakasada

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雪穴を掘って一夜を…野沢温泉で遭難の4人無事救助を読んで 

 

どうも、なかさだです。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

 長野県の雪山で遭難した外国人の家族4人が17日朝、無事に救助されました。4人は野沢温泉村にあるスキー場の山頂付近を滑走中にコースを外れ、迷ったとみられています。雪穴を作って夜の寒さをしのいだということです。フェイスブックで「スキー場で迷った」と海外に住む知人に連絡し、その知人が国際電話でスキー場に知らせたことで救助につながりました。

 救助されたのは、オーストラリア人とみられる50代の女性とその子ども3人の合わせて4人です。警察は午前9時前に、自力で下山している4人を発見して救助しました。4人のうち女性1人が低体温症の疑いがありますが、全員、無事だということです。4人は標高1650メートルの毛無山山頂付近を滑走中に迷ったとみられ、スキー場によりますと、コースの外に向かって滑った形跡がありました。4人は食料や特別な装備がなく、16日夜は木の根元に雪穴を作って過ごしたということです。野沢温泉スキー場はオーストラリア人に人気で、コースの外で遭難するケースが相次いでいるため、警察は注意を呼び掛けています。

 

上記ニュース記事から引用

 

わたしも、かつては熱心に毎週ゲレンデに通うスキーヤーだったが、この何年かは、まったくやっていない。

野沢温泉村のスキー場にも行ったことがあるけど、当時はリフトの支柱やゴンドラの小屋などを仕事で作っていたので、夏は工事、冬は遊びに出かけることが多かった。

日帰りで行くには、ちょっと遠いんだけどね。

当時は上信越道がなかったので、尚さらそう感じたが、長野オリンピック以後は若干近くなったかな。(何十年前の話だw)

 

このニュースを見て思い出したのだが、野沢温泉スキー場は、とにかく広い。

下の駐車場から山頂までゴンドラで一気に上がれるけど、色んなコースに分岐しているので、ゲレンデマップが無いと迷子になりやすい気がした。

多分、ゲレンデマップには外国人観光客向けにゲレンデの名前を英語表記もしてあったと思うけど、持ってなかったら関係ないしね。

とにかく1日全部のゲレンデを滑ろうとか思うと移動距離がかなり長く、体力もなければムリな感じで、日本を代表するスキー場の一つだといえるだろう。

 

 

村内ではかけ流しの温泉もあり、ひなびた風情で都会から泊まりで遊びに来るには、いい場所なんですよね。(野沢菜作ってたりするよ)

ただ、ここは(飯山、中野地域は)日本でも屈指の豪雪地帯で、信じられないくらい雪が積もるんですよね。

寒波が入った時は、条件が悪いと1日で1mくらいは行くんじゃないかな?

わたしも昔、スキー場の駐車場で、帰る時に車の屋根に1日で30cm以上雪が積もったのを見た時は唖然としたからねえ。

 

www.nozawaski.com

(これはライブカメラだわ)

 

大雪警報が出ている時は、日中でも暗くて吹雪状態になって、視界が殆ど無いくらい見通しが悪くなるので、この家族は多分そういう時間帯に滑っていたんだと思う。

何しろ10m以上先は、まったく見えなくなるくらいだからね。

ゴーグルやサングラスをしていても前が見えないし、無いと吹雪が酷くて、尚さら前が見えないという状況を味わったことがある人も多いとは思う。

だから遭難したのも頷けますよ。

朝とか午前中は、まだいいけど、このスキー場は、夕方に山頂までゴンドラで上がっちゃったら、下りるのが大変なんですよね。(確か駐車場から直接2km以上登るはず)

やたら滑走距離が長いから、みんな帰る時間になると一斉にリフトに殺到するし、人を避けながら滑らなきゃいけないんで、いつもより時間もかかるし、停めた駐車場の反対に下りてしまうと歩いて戻るかリフトに乗り直さないといけなかったりする。

スキー場に慣れている人でも、最初は戸惑うと思うくらい広いんだよな。

 

しかし、SNSで(フェイスブックらしい)海外に現地から遭難したと投稿して、友人から(家族?)日本のスキー場に連絡が来たというのは、いかにも現代っぽいね。

わたしがスキーにハマっていたのは、スキーブームの時だったから、もちろん携帯電話なんか普及していなかったし、遊びの時は友人が持っていたハンディ無線で連絡を取ってたような気がするから、時代を感じるわ。

Wi-Fiどころか携帯電話のアンテナが立たない時代だもんな。(そもそも工事関係者しかでかい携帯電話を持ってなかったし、山の中ではもちろん電波が入らなかった)

ネットで世界が繋がっているというのは、普段はあまり感じないけど、こういうことがあると便利な世の中になったもんだと思います。

でも、助かったのは運が良かったからだね。無事で何よりですよ。

 

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スキー場だからゴンドラとかリフトがあるっていうだけで、真冬の雪山遭難事故が頻発するところと、何ら条件は変わらない場所だからねえ。

昔からスキー場の看板とかゲレンデマップとかは、外国人の観光客向けに英語表記も一応されていたとは思ったけど、夜なんかライトがあっても吹雪で真っ暗だから、そりゃ迷うわ。

 

ちなみに、この近所には地獄谷野猿公苑もあって、わたしも行ったことがあるけど、欧米人が多いかな。

軽井沢は、もはや中国人街と化しているけど、北信地方とか善光寺松本城なんかは、けっこう白人が多いような気もするね。

まあ、彼らは目立つからなあ。

 

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(実は猿も寒くない時は温泉に入らないんだよね....。)

 

観光の人気スポットではあるが、欧米人のトラブルが多いのは、単純に団体さんじゃないからだと思うわ。

中国人や日本人のツアー客と比べると、観光地では少人数のグループとかカップルや家族が多いような気がするのよ。

多分、日本に来る時は団体でも、好きなところに遊びに行くときは、分散しているんだろうな。

ツアーガイドというのは、やはり旅行の専門家であるから、現地の情報にも詳しいし、トラブル処理にも慣れているので便利だけど、欧米人は個人で自由に観光したいスタイルなんだろうな。

と何となく思ったが、定かではない(笑)

 

これだけの寒波が波状攻撃みたいに来ている時に、わざわざスキー場に遊びに行くというのは、正直言わせてもらえば自殺行為と変わらないが、空港やホテルとかで天気予報は見てなかったのかな?(日本語ワカリマセーンか?)

場所は違うけど、地元のFMラジオでも現地レポートで白馬地域では、この2~3日で1m以上雪が積もって、スキー場にとっては恵みの雪ではあるけど、滑走には不向きですって言ってたしな。

でも、今はスマホで、リアルタイム天気予報も見られる時代だがねえ。

 

日本人の皆さんも、スキー場は、絶対に舐めたらアカンよ。普通に雪山だからな。

天気が悪い時でも、せっかく来たからもったいないで滑りに行って、遭難したらシャレにならんからね。

猛吹雪の時は、ジモティでも幹線道路を一歩外したら、どこにいるか分からなくなるなんて、よくあるからね。

それでは、また。

 

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