@なかさだの「終わり良ければすべて良し」 All's Well That Ends Well by @nakasada

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<那須雪崩>危険な斜面でなぜ 発信機あれば…救助隊員を読んで

 

どうも、なかさだです。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

  なぜ、あんな危険な斜面で訓練を強行したのか--。高校生ら8人が死亡した栃木県那須町の雪崩事故で、現場で懸命の救助活動にあたった山岳救助のベテランから疑問の声が上がっている。訓練は人が通常立ち入らないようなスキー場のゲレンデ外で実施されており、天気や地形など雪崩が起きやすい条件が重なったとみられるという。

 

上記記事を引用しています。

 

まず亡くなられた方のご冥福と、今後2度とこうした事故が起きないことを切に願っています。

わたしは登山の経験は殆ど無いし、冬山に登ろうなど考えたこともないのだが、実家が山の麓だったし、スキーの経験も長いので、なぜ事故が起きたのか疑問に思っている。

というよりも明らかに人災だな。

 

わたしも新雪に埋まった経験は、何度かあるけども、大した深さでも無いのに完全に動けなくなる。

まあ、足が雪の中にすっぽり埋まってしまったら、もうアウトだと思っていい。

近くに樹木でもあれば、つかまって何とか抜け出せるかもしれないけれども、そんなに都合の良い状況には、まずならないかと思う。

もがいても雪に埋もれるだけで、その場から動けずに体力を浪費することは間違いない。

完全に上体が起きた状態でも、そんな感じだから雪崩の時に、その場に伏せたらもう終わりだろう。

 

スキー場のゲレンデ外というのは、非常に危険な場所で入ったら死ぬ可能性も充分あるから、ネットなどで入れなくしてあるのに、そこに訓練で行ったのだから、死にに行ったというのは言いすぎだけど、安全対策もないのに入るのは、無謀な行為だとしか思えない。

仮に頑丈な命綱みたいなものがあったとしても、わたしが生徒の立場なら訓練を拒否したと思う。

子供の頃から冬になると裏の雪山で遊んでいたが、ヤバい状況もけっこうあったし、スキー場で新雪に足を取られて骨折しそうになったり、立入禁止のロープの中に入って死にそうになったりした経験があるからだけどね。

毎年、雪山では、雪崩に巻き込まれるだけでなく、滑落したり、遭難したりして命を落とす人が必ず出るわけだが、死ぬのは皆、登山経験者のベテランや専門家である事が多い。

充分な経験がなくて命を落とす人もいるだろうけど、まず、そういう人は雪山登山などという危険でハードルが高いチャレンジをしようとは思わないだろう。

ラッセルという訓練がどういうものかは知らないが、平地でも30cm以上も新雪が積もったら1時間も歩けば、疲労困憊する。

予想以上に疲れるもんだよ。

 

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毎年思うのだが、山を舐めてるわけではないんだろうが、計画が杜撰というか日程が強行すぎると思う。

当日、悪天候だったら収まるのを待って安全に下山するようにしてほしいものだ。

山は無くなるわけじゃないし、もう一度条件のいい時に来ればいいだけの話だと思う。

冬山のような、あえて困難な状況に立ち向かうことで、経験を積んだとか思うのは勝手だが、ただ無謀なだけだとわたしは思うね。

山を制覇するのは確かに爽快であるとは思うがね。

 

山に限らず冬の寒さの厳しい地域では、想定外のことが数多く起きるものだ。

普通に毎日生活していても、冬場はヤバい状況になることもあるので、自然の猛威というのは人智を超えたものだ。

山岳登山経験者といっても、1シーズン通して雪国で暮らしたことがある人なんて限られていると思うし、そういう人ほど行動は慎重だと思うわ。

まあ、わたしの想像ではあるけど。

事故が教訓として生かされないスポーツの最たるものが、登山なんじゃないかといつも思うし、関係者は重く受け取って欲しいと思う。

自分だけは大丈夫だと思いがちだとは感じるが、死にはしないが毎年のように事故に遭遇し救助される人が多いと思うし、もっと注意してほしいんだがね。

最後にもう一度亡くなった方たちのご冥福をお祈りします。

無念だったろうね。

 

それでは、また。

 

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