@なかさだの「終わり良ければすべて良し」 All's Well That Ends Well by @nakasada

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脳内出血から9年

 

 

 

どうも、ゆるいシニアのおっさん、なかさだです。

今日は病気の話です。

 

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(うちの猫の寅次郎です。しかし、可愛くねーな。。)

 

何度も書いていますが、8年前にブログをやっていて、今年から、また始めることにしたのですが、状況は当時と全然違っています。

 

今はかなり健康だと思いますが、多分9年前かなあ。。。

自分の生きてきた中で、最大のピンチがありました。

当時わたしは、板金屋さんで働いていて3年目だったと思います。

会社は中小企業だったけど、意外に儲かっていて働いていても不満はなかったです。

給料も普通にもらえていて、同僚や上司にも恵まれていたせいか、かなり安定していました。

ただ、残業が1日4時間とか3時間あるのが普通だったので、ややこしい仕事が入るとちょっと鬱ぽかったです。

土日は休みだったので良かったんですけどね。

仕事はCADのオペレーターが中心で、ヒマな時は現場にも出ていました。

 

それまで、わたしはCADなんか、使ったことはなかったのですが、当時ハローワークで募集していた専門学校の専門課程のコースに潜り込むことに成功して、何とかCADを使えるようになりました。

ただ、資格まで取って3次元CADを覚えたのですが、会社で使っているソフトはかなり古い2次元だったので、覚えるまでに時間はかかりましたね。

 

それで休日は上司と呑んだり、ゴルフに行ったりして、この会社に入ってラッキーだったなと思ってました。

 

ところが、ある日いつだったからは忘れましたが、頭に鈍痛がするようになりました。

表現は難しいのですが、例えて言うならば、二日酔いで頭がガンガン痛むといった感じです。

そのうちに吐き気がしない二日酔い状態が1日中続くようになったのです。

 

夏の終わりあたりから、そういう状態が続くようになって、会社には行っていたのですが、だんだん耐えられないくらいの頭痛になってきました。

それでも仕事が多くて休むのを躊躇していました。

今の仕事を失いたくないという感情が強かったですね。

そのうち頭の頭頂部が濡れている感覚があったり、(もちろん乾いている状態で)顔の顎というか右半分が若干下がっているような感覚が出てきました。

 

当時わたしは睡眠障害があって、眠剤を飲んでいたので、夜眠れないということはなかったのですが、無かったら眠れなかったと今は思います。

そんな毎日が続いて、休日も出かける気がしなくなっていきました。

休日は眠剤を飲んで1日中寝ているなっているようになって、精神状態もひどく悪かったです。

 

それで冬になり、2月くらいまで我慢していたのですが、とうとう耐えられなくなって脳外科に行きました。

問診票を書いて、ぼんやり自分の順番を待っていたのですが、MRIで脳を調べると言われて、結果が出るのを待っていました。

待合室で不安な気持ちでいたら、しばらく経って看護婦が名前を呼ぶので何だろう?と思ったら、車いすを持ってきて、「なかさださん、早くここに座ってください!!」と言われました。

看護婦がやたら焦っているので「えっ?何で? 何かあるのかな」と思ったけど、車いすには、座らずにそのまま診察室に入りました。

 

医者の診断は、脳内で小さな出血が見られますと言われました。

それで即手術になるのかなと思いましたが、ベッドもないし、しばらく様子を見るから帰っていいと言われました。

正直見捨てられたなと思いましたね。

でも手術したからといって完全に治るという保証もなかったので、手術すると言われたら怖かったのも確かです。

それで、その日は処方箋をもらって、自分で自動車を運転して家に帰りました。

 

家に帰って、母にそういうわけだから会社休んで家で静養すると言って、会社にもしばらく行けないと電話で事情を説明しました。

それで薬は飲んでいたのですが、あまり効かなかったような気がします。

 

結局3週間ほど休んでも頭痛が治まらなかったので、手術でもしなければ、治る見込みもないのかなと思って、社長に辞めさせてくれと言いました。

その時は、ありがたいことに慰留されたのですが、精神的にも肉体的にも仕事ができるような状態ではありませんでした。

それで会社は辞めることになって、今後どうしようか考えていました。

 

当時わたしは母と弟と3人で暮らしていたのですが、いろいろあって、一人で暮らすことを選びました。

母は、わたしの病気を理解してくれなくて、毎日のように「これから仕事はどうするの?」「ハローワークに行ってみたら」とか言われて、プレッシャーに耐えられなくなって、家を出ました。

 

まあ、今考えても不思議なのですが、新築のワンルームマンションに引っ越して、医者から処方された薬を飲んで安静にしていたら、頭痛は、あまりしなくなってきました。

結局1年あまり経ったら、元の状態に戻ったので幸運だったですね。

後遺症らしきものは、運がよくまったく無くて、マヒもしなかったです。

ただ、たまに吐き気がひどくて動けなくなるということは、何度かありました。

救急車で運ばれたこともありました。

それでリハビリを兼ねてスポーツクラブにも行ってましたね。

ただ、無理はきかないので、ボチボチやっていました。

 

それで、頭痛が無くなったのはいいけど、「俺、これからどうしよう?」と思って正直焦ってました。

安易な考えだったと思うけど、肉体労働に就いて、また、脳内出血が起きたら無事な保証はないなと思って、知識はなかったけど、新規にドメインを取得して、自分のサイトを作ってブログを始めてみました。

猫を飼い始めたのは、ちょうどその頃でした。

自分のサイトを作ってブログを始めて、アフィリエイトもやったけど、儲かる方法論がなかったので、1年間やったけど、結果は惨憺たるものでした。

結局、アフィリエイトだけでは、食えなかったのでサイトも閉鎖して、また、就活する羽目になりました。

 

それ以来、頭痛に襲われることは、ほとんど無くなりまして、多分完治したのではないかと思いますが、その後は脳外科には行っていないので、正直分かんないですね。

あの脳内出血が悪化して死ぬ可能性もあっただろうけど、悪運が強いせいか乗り切りました。

その後にあったことを考えると、死んでいたほうが楽だったなと思えるようなこともありましたけど、今は普通に暮らしています。

 

重病を乗り越えたのは良かったけど、周囲の人は別に大したことじゃなかったんだろう?くらいにしか思っていないので、ギャップが大きいですね。

自分が同じ環境にならなければ分からないでしょうね。

まあ、健康な時って、それが当たり前のように感じてしまうけど、実際動けなくなると悪いことばかり頭によぎるようになって、精神的につらいですよ。

 

今は笑って話せるようなネタですけどね(笑)

 

わたし独身なので不摂生な生活ですが、やっぱり健康第一ですよ。

そういう体験をしたせいか、仕事に対する考え方もかなり変わりましたね。

 

一応仏教徒だけど神様も信じていないし、運命論者でもないですけど、でも、生かされてる感はしますね。

 気のせいかもしれないけどね。。

 

それでは、また。

 

 

All's Well That Ends Well by @nakasada