ネコノミクスとは?
どうも、なかさだです。
今日はネコノミクスについてです。
わたしも猫は飼ってますけど、諸事情があって、いきなり飼うことになって8年経ちます。
それまでは犬を飼う予定で、情報を集めていたので買う気マンマンだったんです。
犬は昔から人間の事情で様々な犬種に分かれていて、飼う人の用途に合った犬というのが、たくさん存在します。
でも、猫はかなりの確率で何もできません。まあ、そういう生き物だと思って飼わないとやってられないです。
犬でも愛玩犬は、できないことが多いようですが、飼い主が可愛がるのが最大の目的なので、問題はないかと思われます。
わたしはイレギュラーで突然猫を飼うことになったので、猫に関する知識などまったくなくて、生後間もない子猫だったので、尚更おろおろしましたね。
それで実際に猫を飼っている人たちやペットショップ店員、動物病院の人には大変お世話になりました。
近年、飼い犬に比べて、飼い猫が増えているというそうですが、まあ、当然でしょうね。
犬は毎日散歩させなければならないし、基本持ち家でないと飼いづらいし、躾を間違えると自分が群れのリーダーと勘違いする、あるいは室内飼いだと吠え声が気になったり家具を破壊したりとか犬好きでなければ、けっこう面倒ですもんね。
ペットショップでは犬でも猫でも、抱かせて10分くらいが勝負だそうで、ここで可愛いと思うと買ってしまう人が多いんだそうです。
ただ、生き物なので当然大きくなります。
そうすると飼うのが途中でイヤになってしまう人も多いそうで、捨て猫の数は増えていると思います。
避妊手術をしてなくて、いらない子猫が生まれると捨てる人も多いようです。
捨てられた猫は当然野良猫になります。
野良猫は保健所で保護されることが多いのですが、だいたい1週間で引き取りたい人が決まらないと殺処分されます。
たいていの場合、ほとんど引き取り手が現れないために殺されています。
だから年間だと相当な数の猫が殺されています。
保健所の人も好きで猫を殺しているわけではないので、相当なストレスだそうです。
なぜ、猫がこれほど増えるのかというのは、ハッキリした原因があります。
避妊手術をしていない雌猫の栄養状態がいいので、年に2回は発情期が来るのです。
それで妊娠した猫は3~4匹の子供を産みます。
つまり避妊手術や去勢されていない雄が多くいる地域では、猫がネズミ算的に増えるのです。ネズミには多くの天敵がいますが、猫は天敵がいません。
犬は空腹だと猫を食べる場合もあるようですが、野良犬は見かけるのが難しいくらい駆逐されているので、天敵とは言えません。
虐待などを加える人間が唯一の天敵と言えるくらいです。
野良猫が増える原因としては、通称ですが「餌やりさん」の存在が大きいでしょう。
「餌やりさん」とは、野良猫を見ると無意識かつ無計画に餌をやる人のことです。
可愛いからとか子猫を放っておけないとか理由はいろいろあるでしょうが、定期的にというか、毎日餌をやってしまうことで、野良猫の健康状態が良くなって、年に2回は妊娠するようになっているようです。
ここで問題なのは「餌やりさん」たちのほとんどは、自宅で飼う気がぜんぜん無いところなんです。
他にもすでに自宅で猫を飼っている人も多くて、可哀想だけどこれ以上飼えないという事情もあるようですが。
こうしたケースが多いために現在では、「保護猫」とか「地域猫」というのが増えています。
保護猫は、ボランティアの人が野良猫を保護して去勢、または避妊手術、風邪や猫エイズにかかっていないか健康診断などをしてから、面倒を見てくれそうな飼い主を探しています。
最近は、こういった猫シェルターが増えています。
野良猫と地域猫の見分けは耳に切れ込みが入っているかで分かると思います。
地域猫は捨てられて野良化した猫を地域全体で面倒を見るという試みです。
当然、避妊手術や去勢をして、これ以上数が増えないようにしています。
ただ、日中は去勢していない猫を外に出している家庭も多いので、どこで妊娠するかは分かりません。
ボランティアさんには感心させられることが多いです。かなりの猫好きや時間がある人じゃないとボランティアなんてやってられないだろうし、自腹で餌代を出している人もいます。
自治体からの補助も最近は出るようになってきているとは聞いてはいますが、それでも個人からの寄付やペットフードの差し入れがないと猫シェルターをやっていくのは厳しいようです。
実は、わたしも自分ではとても面倒が見られないと思って、譲渡しようとした時期もありました。その時に飼ってくれそうな人がいたら、譲っていたと思います。
わたしはとてもじゃないけど、保健所に猫を連れていくことができなかったんです。
野良猫だから殺しちゃってもいいのかという葛藤に負けました。
まあ、飼っているうちに愛情も出てきたので良かったですが、去勢は可哀想だと思いましたね。わたしも男だからね。
確かに猫は可愛いのですが、このような事情があるということを知ったうえで飼わないとこういう問題は増え続ける一方でしょうね。
避妊手術をしたうえで完全に室内飼いが理想ですけどね。
たまに逃げられたりすることもあります。どこかでダニを拾ってきたりね。。。
なぜ今、空前の猫ブームなのか? 「ネコノミクス」と呼ばれ経済効果も | japan-biz.com(ジャパンビズ)
ところで猫を飼う人の中にはブリーダーも数多く存在します。純血種(血統書付き)の猫を繁殖させている人たちです。
ブームで需要があって猫が高値で売れるとなれば、幾らでも子猫を産ませるでしょう。
ペルシャ、アメリカンショートヘア、マンチカンなどは高いですからね。
でも、大人になる前に売りさばかないと捨てられるケースもあるようです。
このように猫を取り巻く世間の状況というのは、良くなっているのか悪化しているのか、わたしには分かりません。
ネコノミクスがどういうものなのかは、よく分からないですけど、一時的な猫ブームで単純に数が増えたから需要が発生したのが、大きいのかなと思いますよ。
猫グッズも売れてはいるんでしょうけど。
でも、完全に実体経済なので健全だと思われます。
実際に関連商品が売れていて経済効果もありますから。
どんな生き物でも世話は、しなきゃいけないですから、当然お金はかかります。
当然、部屋はいくら換気しても猫臭くなるし。
とりあえず、まずは首輪です。猫には鈴を付けなくちゃね。
餌代はもちろん毎日かかりますし、猫様がストレスにならないように、またたびやら、おもちゃを買ってやらなきゃいけないし。
猫様にもよるけど、餌もなぜか絶対に食べないものがあって、面倒です。
水も不可欠なので毎日交換です。
年をとると、おしっこが出なくなるトラブルも多いです。
爪も際限なく伸びるので、爪とぎは必ず必要です。
猫様の爪切りをしてあげてる人もいますけど。
人間と違って病気やケガをしたら動物病院では保険がきかないので高いです。
さらに去勢や避妊の手術代、定期的な健康診断もあります。
長毛種の猫の場合はカット代までかかります。
猫OKの賃貸マンションとかも増えているようですが、お金を余計に払わないといけない場合もあります。
猫の糞は水洗トイレに流せないので、猫トイレが必要で中に入れる猫砂も買って、清潔にしないといけないし、糞は燃えるゴミに出さなければなりません。
猫草は必要ないという意見もありますが、これも都会では店でしか手に入らないだろうね。
多頭飼いするときや移動するときにはケージが必要です。
自分が何日間か家を留守にする時も知り合いや家族が見てくれない場合は、自動的にホテル住まいになります。
猫様は15歳くらいが寿命だそうですから、毎日世話して最後は看取る覚悟が無ければ飼うべきではないと、わたしは思っています。
けっこう、お金はかかりますよね。
猫は犬にくらべて世話がラクとか言いますけど、毎日散歩に行かなくてもいいくらいじゃないかなあ。
家の中は猫毛だらけになるし。当たりかまわずゲロ吐くし。
猫様が肛門から糞をぶら下げてパニックになって歩いてるのを見たことをない飼い主はいないと思います。
仕事から帰って来て暗い部屋で誤って踏んでしまって「なぜ、こんなところに、うんこが落ちてるんだろう?」なんてザラです。
放置でもいいけど、留守中に何をやらかすか分かりませんから、ちゃんと時間をとって猫様と遊んでやれない人は覚悟しておいたほうがいいですよ。
でも、遊んでやってもやらかします。悪夢です。
だって、猫様だもん。そんなんで普通だから。
大人しい子に当たったら運が良かったと思いますよ。
わたしは野良猫あがりの猫様の下僕なんでね。。。
無邪気に毎日いろんなことをされますが、もう慣れました。
愛なのか諦めなのか分かりませんけど、癒されているのも事実なので仕方ないね。
それにゃ、また(=`ω´=)