『 サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』 最近見た映画
どうも、なかさだです。
最近、夜は真田丸の記事を更新するために録画も見ずに、GYAO!で映画を見ていることが多いのですが、面白かったものをレビューします。
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レビューといっても内容については書きませんw
昔のわたしなら、まず見なかった作品ですね。
地味なストーリーですが、どこかで見たような景色だなと思ったら、案の定ロケ地は南木曽町が一部使われていたようで驚きました。
ど田舎の木こりと新人映画監督の話ですから、あまりドラマチックとはいえませんし、どんでん返しのようなものもないけど、映画全編に流れる空気感は好きですね。
ちょっと長いんですが、梅雨でお出かけする気にもならないのなら、時間つぶしにはいいかもしれません。
個人的にはロケハンのシーンが面白くて好きですかね。
自分が写真を撮りに行くときの気持ちに近いものがありました。
俯瞰で見る景色はいいけど、これがあって台無しなんていうのは、よくありますし最近は田舎ではどこに行ってもすごい数のソーラーパネルがあってねえ。
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同じ映画の話でもぜんぜん内容は違うんですが、こちらも面白かったので紹介しときますよ。
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人のレビューを見ると、映画製作を知ってる人からすれば1時間で描ける内容を2時間かけてとか批判もあるんですが、わたしは面白かったです。
わたしは映画は好きだが、どのように制作されているかについては、全く興味が無い層ですからね。
簡単に言うとタイトル通りの内容です。
フィルムで撮影されていた映画がデジタル化でどのように変わっていったか、今後どうなっていくのかというインタビュー形式のドキュメンタリーですね。
キアヌ・リーブスがナビゲーターというかインタビュアーで著名な映画人に「21世紀になってのデジタル革命で、従来主流だったフィルム撮影は死にかかっているけど、正直どうよ?」という問いかけをしてるんですが、出演者が率直に語っているのを見ると興味深かったです。
素人でもフィルム撮影は現在だとお金がかかるということは、分かりました。
昔はフィルムしか無かったのですから選択の余地すら無かったわけで、スポンサーがいて興行的にも成功しないと映画制作会社の存続すら危なかったのは想像がつきます。
何しろマガジン1巻で10分しか撮影できないというのには驚きます。
銀塩フィルムが発明されて以来100年もの間、映画が娯楽の中心であったのは間違いないでしょう。
わたしはフィルムカメラを残念ながら使ったことがないので、正直言うとよく分からないのですが、デジタル画像の画質を映画監督たちは納得していなかったということに驚かされました。
初期のSONYのデジタルビデオカメラは、画質がクソだったとか言ってるのには笑いましたけどね。(といっても2000年代です)
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(今の製品は素晴らしいと思うのですが)
でも、監督たちの要求のレベルが高すぎるんですよね。
だってプロだと5Kのカメラで、画質の点ではやっと納得ですよ?
それだけ長年人々を魅了してきたフィルムの質感というのは素晴らしいようです。
わたしスラムドッグ・ミリオネアが好きで何度も見てますが、この作品は全編デジタル撮影でオスカーを取ったということで、変化のきっかけになったというのは、初めて知りました。
フルHD程度の画質は受け入れがたかったらしいですからね。
この映画が制作されたのは2012年のようですから、最新の映画用デジタルビデオカメラは6Kくらいになっているかもしれません。
しかし、映画監督が言うには、いくら自分たちがイメージ通りの映像を撮れたとしても映画館に行くと同じようには見えないということで、デジタルプロジェクターの普及が不可欠だということです。
たしかに昔はスクリーンの色がおかしかったもんなw
最後のほうで出てくるんですけど、キャノンの5Dと7Dは、素人がちょっとした映画撮影に使うには(同好会レベルで)なかなかいいという話は面白かったですね。
実際の撮影シーンなんかも出てきてね。
カメラは2年で全く変わってしまうと業界人が言っているのを見ると、カメラはいつ買ってもタイミングが悪いよなと思わされます。
今は最新の市販のデジカメで、誰でも気軽に4K動画が撮れる時代なので、テクノロジーの進歩というのは恐ろしい物を感じますよ。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D MarkII ボディ
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わたしのパソコンでは4Kの動画は再生できませんけどねw(カクカクするわ)
ハードが追いつかないというか進歩が早過ぎるのか、まあ両方なんでしょうけど。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS-1D X Mark II ボディ EOS-1DXMK2
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マーティン・スコセッシだったかな?
今や映画というか動画は誰でも撮れるようになったけど、そうした素人の映像があふれると映画を見る審美眼を子供が養うには難しい時代でもあるというのが印象的でした。
しかし、映画の3D作品は一時的に流行っているだけで作品的にはクソとか言いたい放題で笑えますよw
この映画の中では、いろいろな映画のシーンが断片的に流れてくるのですが、これはフィルム、これはデジタルと紹介されていて、ああ、これ前に見たよなとか感じる方も多いのではないかと思います。
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最後に現在のデジタルメディアは保存しても、いずれ再生できなくなるだろうというのは、皮肉なものだと感じました。
実際にVHSテープで保存した映像は再生できる機材がなければ見られませんしね。
わずか30年でこんな感じです。わたしはVHSのデッキ持ってますが。
フィルムなら適正な保存さえされていれば、100年後でも劣化はするだろうけど、同じように見られるだろうというのは皮肉な話のようにも聞こえました。
パソコンにドライブがないからフロッピーディスクも読み込めないもんな。
これからメディアが大進化して、今のSDカードが読み込めないような時代が来ても驚かないでしょうね。
電化製品が廃れるのが早いのは、さんざん見てきてますからねえ。
まあ、古いものをうまく変換してくれる技術を低価格で提供してくれればいいんですけど、メーカーは消費者に配慮しないからなあ...。
販売終了で終わりですもんね。
映画だけではなく、いろいろと考えさせられる作品でしたよ。
それでは、また何か見たら記事にしたいと思います。
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