グリーンでウェッジ?キレてパターを破壊した世界12位の顛末を読んで ゴルフの雑談
どうも、なかさだです。
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世界ランキング12位のセルヒオ・ガルシア(スペイン)がラウンド中に怒りのあまりパターを曲げ、途中からアイアンでパッティングをする珍しいシーンがあった。
7アンダーの6位タイと好位置で出たガルシアは、前半アウトで3つスコアを落とす展開。8番では6mから3パットでダブルボギーをたたくなど、フラストレーションのたまるゴルフとなった。12番で4.5mのバーディチャンスを逃すとイライラが爆発。左手で持ったパターをキャディバッグにヘッドから押しつけ、シャフトを「く」の字に曲げた
上記記事の引用
セルヒオは特にキレやすいというわけでもないと思うけど、ラウンド中にパターのシャフトを曲げた選手なんて今まで見たことないわ。
以前、試合中にドライバーヘッドにキックを食らわす動画は見たことあるけど。
写真のクラブはクリークにも見えますけど、ウェッジでもパッティングしたらしいね。
サンドウェッジの歯でボールの赤道を打ち、真っ直ぐボールを転がす練習をするとパッティングストロークが安定し、スコアライン1本ぶん下げてストロークする練習をするとウェッジのリーディングエッジにボールが乗る感覚が身につくというのは、有名ですけど試合中じゃね。
ちなみに11番ホールでバーディーをとって、次の12番ホールでパターを破壊したようだが、13番~18番は1バーディー、3ボギー、2パーで切り抜けたようだ。
棄権はしなかったらしいが、その時彼に何が起こったのだろうか?
これは明らかに事件だよw
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さすがにパター破壊後の動画はなかったが、これは生で見たかったなあ。
今シーズンのガルシアは、パーオン率は9位タイの69.98%(50ラウンド 846ホール)だしスコアリングアベレージも69.771の全体で7位と、今シーズンは素晴らしい成績だが、もう少しホールにボールが吸い込まれたならと本人が誰よりも感じているんだと思う。
ストロークス・ゲインド・パッティングという項目があるんだけど、これだけ131位とやたら悪いんだよね。
「ストロークゲインド パッティング」とは?
先ずは以前より導入されている「ストロークゲインド パッティング」のおさらいをしてみましょう。
「ストロークゲインドパッティング」とはグリーン上でのパフォーマンスでどれだけストロークゲインしたか、つまりはパッティングのスコアに対する貢献度を表す値となります。
ショットやパッティングはラウンド毎のデータが少なすぎるので、計算には昨年のデータが使われます。昨年実績で、ある難易度のコースのある距離からのパットにツアー平均何ストロークかかったかを計算し、自分のパット数から引くことにより、パッティングのおげで他の選手よりもどれだけ優位にスコアを作ることができたか?が明らかになります。
例えば、2mのパットを決めるツアー平均ストローク数(昨シーズン実績のコース難易度計算込み)が1.5だとします。もしあなたがそのパットを1パットで決めたら「ストロークゲインド」は+0.5となります。2パットだと-0.5、3パットしたら-1.5となります。「パットがどれだけスコアに貢献したか?」とよく言われますが、それはつまり、パットでどれだけ他の選手に勝てたか?ということになります。《コースに勝つ》のではなく《他の選手に勝つ》というところがポイントです。そうすることで難易度の同じくらいのグリーン上での選手のパッティングの上手さが比較できるわけです。
補足になりますが、グリーン上でウェッジを使って打った場合もストロークゲインドパッティングに反映されます。グリーン上のあらゆるパフォーマンスがこのストロークゲインドパッティングのデータに影響します。
よく見たらスクランブリングという項目も130位台で、254回グリーンを外してパーより良いスコアで上がったのは144回で56.69%だね。
ちなみにトップの選手は、なんと66%と信じられないような数字だけど、それだけグリーンに乗っていないということなんで、小技とパッティングがやたら上手いんだろうと思う。
(数字はPGAツアーのページから引用しました)
セルヒオが、昔からショットが良い割にあまり勝てていないのは、勝負どころでパッティングが決まらないからだろうと思うけど、個人的にはパッテイングさえ決まるようになったらメジャーの優勝も夢じゃないと前から思っている。
PGAツアーの選手はポテンシャルが高いので、紙一重なんだろうね。
まあ、試合のラウンド中にパターのシャフトを曲げて破壊するくらいだから、感情の起伏が激しいんだろうけど、もうプロ転向してから17年目のシーズンなんだからねえ。
ゴルフはメンタルなんて言いますけど、世界レベルのゴルファーでも感情が押さえられないことがあるというのは驚きですし、ど下手なわたしにはよく分かりません。
でも、セルヒオには、これからも頑張って欲しいよね。
タイプは違うけど、今年のD・Jみたいにメジャーにひとつでも勝ったら、全く違う選手になりそうな気もするしね。
それでは、また。
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