『<「妊娠菌」付き米>ネットで高額売買 医学的根拠なし』を読んで
どうも、なかさだです。
「女性が妊娠しやすくなる『妊娠菌』がついている」と称した白米がインターネットで売買されていることが分かった。「妊娠米」と名付けられて1合当たり最高1500円で出回るが、毎日新聞の取材で、出品者に妊娠経験がなかったり、購入者にサプリメントのカタログが送られたりする事例が確認された。「妊娠菌感染」に医学的根拠はなく、専門家は「不妊に悩む女性を冒とくする詐欺行為だ」と憤っている。
上記記事から引用しています。
何だろう妊娠菌って?
というかメルカリ少し見たけど、ヤバイわw
ありえないもんが普通に売っとるし。
初めて聞いた言葉だけど、こんなものまで売っているのかと思うと、インターネットもいいのか悪いのか分からなくなるね。
というか試しに「妊娠菌」で検索したら『妊婦のお腹を触ると妊娠菌が感染するジンクス』がありますとか書いてあるサイトまであってビックリしたわ。
あくまでジンクスだから絶対に効果があるとは言っていないけど、不妊に悩む女性の心理を利用しているようにも思える。
Googleはフェイクニュースというか不確実な情報を載せているサイトは、今後はじくとか言ってたはずだけど、けっこう上位に出てきたので驚いたわ。
まあ、書き方も微妙だからなあ。
確実に妊娠するってわけじゃない、あくまでジンクスですって書いてあるし。
卵子と精子が結合しなきゃ妊娠しないわけだが、その仲介で菌が存在するかのような嘘は良くないかな。
(まあ、迷信深いのは、わたしも変わらんけどね)
これ読んで、わたしの親父のことを思い出した。
親父は末期の癌だったので、どうやっても助からないのは分かっていた。
でも、何だったかよく覚えていないけれども、癌に効くお茶だか食品だか何かを母が買っていたような思い出がある。
誰かに薦められたのか、テレビかなんかの情報だったのかもしれない。
わたしは医師に余命を宣告された時点で諦めていたので、そんなものを買っても無駄だろうとしか思わなかったけれども、母は一瞬でも信じたのだろう。
そんなものがあるなら癌患者は全員助かっているとしか、わたしには思えなかったけど、最善の方法が他にあるのなら試してみたい気持ちになるのは当然かな。
人は現実に直面した時に、時には正確な判断を下せないような精神状態になることもあるってわけだが、それは仕方がないことだ。
そういう心理を狙っての商法は、妊娠菌に限らずに昔からある手口だが、悪質なことには変わりがない。
残念だけどね。
まあ、だまされないようにするしかないわけだけど、人間そんなに強くないんでねえ。
フリマで何でも出品できるのはいいだろうけど、ちょっと見ただけでも、とりあえずチェックした方がいいと思えるようなもんまで売ってるから難しいよな。
まあ、ひでえ話ですよね。
それでは、また。
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