自虐の詩を見て
どうも、なかさだです。
最近はドキュメンタリーばっかり見ているのですが、久しぶりにGYAO!で映画を見たのでレビューします。(ネタバレです。)
「自虐の詩」は、2007年制作の日本映画です。
業田良家さんの4コママンガが、原作の映画ですが、なかなか良かったです。
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映画を見たら原作の漫画も見たくなりましたかね。
わたし、たまたま今日新着の映画がないか見てたら、あったんで何も知らないまま見てたんですけどストーリーは単純なんですが、久しぶりに涙腺に来ましたね。
主人公の森田幸江(中谷美紀)は、生まれてから不幸を背負って生きてきたような感じで、母に捨てられ父親は強盗で捕まり、付き合っている男の葉山イサオ(阿部寛)は働かないと絵に描いたようなツイてない女性。
幼い頃から、日常の生活の中で、幸せになりたいと願っているが、どんなことが幸せなのかは味わっていないので、よく分からない様子。
アルバイト先の定食屋のマスターからは好意を寄せられているが、イサオ一筋で暮らしている。
わたしは原作は未読なので分からないけど、中学生時代の同級生で、友達の同じように貧乏な熊本さんには、なんとなくシンパシーを感じました。
あまりセリフらしいセリフは少ないのですが、心に響くようなメッセージが多かったように思います。
それなりに楽しく暮らしていた幸江(子供も授かり)ですが、ある日の出前中に歩道橋から転落して頭を強打して、救急車に乗って病院に運ばれます。
幸江は意識不明の重体になって、混沌とした意識の中で過去を思い出すのですが、ちょっと想像もできないくらい荒んだ生活をしていたことが明らかになります。
なんか、どこかで見たような話だなと思ってたんですが、思い出したのは同じ中谷美紀主演の嫌われ松子の一生だったな。
過去の記憶の中で、普段は気が食わないことがあると、食事中にテーブルをひっくり返す(個人的には、このシーンで綺麗に飛んでいく皿が好き)いつも荒れているイサオの過去も明らかにされてきます。
前半のどうしようもない男と暮らしながらも、ほのぼのした雰囲気だった展開が、途中からこう変わるのかと意表を突かれた感じでしたね。
あまり詳しくは書きませんが、たった一人で田舎を飛び出してきた幸江は、一回堕ちるところまで堕ちていたけど、イサオの献身的な愛情で、今の姿になったのだなと分かります。
あまり幸せな展開ではない映画なので、このまま幸江も身ごもった子供も死んでしまうんだろうかという想像が頭をよぎりますが、何とか命は助かります。
この一件で、イサオは産まれてくる子供のためにヤクザのスカウトを断り、カタギになって働くようになり、幸江も順調に回復し元の生活をしていきます。
このまま映画が終わってもいいなと思っていたら、ラストになって、もう一つエピソードが残っていましたが、ここでは書きません。
最後に、(お母さん、わたしはもう何も怖くありません)「人生には幸も不幸もない、どちらにも等しく価値がある、人生には明らかに意味がある」というセリフでエンディングなんですけど、けっこうこのセリフが心に沁みました。
少し日本の映画にしては長いんですけど、なかなかいい映画でしたね。
休日にゆっくり見るのもいいかもしれません。
ところで、最近わたしがテレビで真田丸以外で毎週楽しみに見ているものと言えば、アニメなんですけど「3月のライオン」です。
これもねえ、けっこういいんですよね。
何かの拍子で、テレビを見ていたら偶然見てしまって以来ハマっています。
多分、中高生向けだとは思うんですが、将棋ネタが好きなので普通に面白いです。
まあ、これも休みにまとめて見るのもいいかもしれないですね。
わたしは、あまり先入観を持たないで見始めたので、世間でどういう評価のアニメなのかは知らないですけど、面白いなと思ったのは、あの、おそ松さん以来ですかね。
わたし主人公の桐山くんよりも、ライバル?の二海堂晴信くんが好きなんですけどね。
どうも寒くなってきたせいか、暇になるとダビマスをやってしまったり、秘蔵ドキュメンタリー映像に食いついたりとかしがちなんですが、たまには散歩を兼ねて写真でも撮って歩いたほうが健康にはいいかもしれません。
というか今日も昼間4℃しかなかったし、もう完全に冬ですよね。
紅葉も終わったんで、この辺じゃ冬は、ショボいイルミネーションしか撮るものがないんですけど、夜は寒いしなあ.....。
また気になる映画を見たら記事にしますね。
それでは、また。
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