36ホールで32個のボールを失くしたプロを読んで ゴルフの雑談
どうも、なかさだです。
ゴルフしない割には、記事として取り上げることが多いこのブログ、今回もゴルフネタです。
予選2ラウンドで36ホール回って、32個もボールを失くすというのは、アマチュアがコンペに1年ぶりに出たとしても、なかなか達成できないことだよね。
そもそもアマチュアゴルファーは強風の日は、スコアを大きく乱すから100を切るのも大変だけど、ここまでボールは失くならないと思う。
ヘッドスピードが速いプロだからこそ、逆風のときは強烈にボールが吹き上がってしまうし、でかいキャリーがあるからこそボールが強い風に流されてしまうという皮肉な結果になったんだろう。
しかし、これだけの強風でも試合を中止にしなかった主催者の判断というのは、どうなんだろうね?
多分、グリーン上でボールをマークしようとしたら、風で揺れるくらいの条件だったと思うんだけど。
イングランドのプロというと、リンクス育ちで海からの強風には慣れているはずというイメージなんだが、そう上手くはいかなかったようっすね。
2週前の米国下部のウェブドットコムツアー開幕戦「ザ バハマ グレート エグズーマ クラシック」の予選ラウンドを「91」「95」の通算42オーバーを叩いたグレッグ・イーソン(イングランド)。強風の中でのプレーで「2日間で32個のボールをなくした」とコメントして話題となったが、また“大叩き”で注目を集めている。
22日に開幕した同ツアー第2戦「ザ バハマ グレート アバコ クラシック」初日、イーソンは最終18番のパー5で15打を要した。「+10」<デキャプル(decuple、10倍の)ボギー>を叩き、「90」、18オーバーでホールアウトした。
同ホールの詳細は明らかにされていないが、暫定首位の選手(13ホールまで終えて順延)は8アンダーまで伸ばした。現地メディアによると同ツアーで1ホールでの「+10」はワースト記録となった。
2014年にプロ転向した24歳は、これまでツアー51試合に出場して3度トップ10に入った実績もある。昨年は24試合に出て「70.33」だった平均ストロークは、今年「93.00」まで落ち込んでいる。
記事全文を引用
強風が原因だった大叩きとは違った形で、またも叩いてしまったグレッグ・イーソン選手。
普通プロは、予選初日に85くらい叩くとカットされるのは、ほぼ確実なので棄権することが多いのだが、初日91で2日目に臨んで95と、ちょっと大丈夫なのかと心配になってくるよな。
しかし、記録尽くめのPGAツアーで優勝する23歳もいれば、今年の平均ストロークが93
という絶不調の人もいるというのは、同じゲームをプレイしているとは思えないよなあ。
ツアープロが何らかの原因で突如不調に陥り、壊れてしまって消えていくのは、よく見かける光景だけど、再浮上してきたという例は殆ど無い。
今のPGAツアーは、世界中からいい選手が集まってレベルが高すぎるので、そういうフィールドで、ずっと世界ランキングを維持するのはすごく難しいことだと思うし、下部のウェブドットコムツアーとは入れ替え戦をしているので、常に好調な選手が150人は、いる感じだ。
イーソンには頑張ってもらいたいと思う反面、下部で結果を出せなくては、この先ツアーを続けていくのも厳しいだろうなと同情してしまう。
プロだし技術はあるだろうから、ここのところはメンタルが崩壊しているのかもしれないね。
あるいはイップスなんだろうか?
広告
ところで消えていった選手の話を読んだりすると、ゴルフではセルフダウトというのが、怖いらしい。
つまり自分を疑うってことだ。
以前は自信満々でプレイしていた選手が、例えば池にボールを落としたとする。
ミスショットは、ちょっと噛んで数ヤード飛ばなかっただけかもしれないが、次のショットを打つ前に、またやるんじゃないかという疑念が浮かんでくる。
打ち直しのボールが、続けて池に消えるといった光景はアマチュアならずともプロにも起こりうるのは、こういうことらしい。
少しでも不安を抱いたら簡単なショットでも、途端に難しく感じてくる悪循環が起きるって寸法だ。当然体はスムーズに動くわけがない。
打つ前にショットの弾道を思い描くのだが、脳裏には池に落とした残像がこびりついて離れない。
前に進まないので、次も自分が打たなければならないから、どんどん不安は大きくなる。一緒に回っているプレーヤーの視線も気になる。
仕切り直せば大丈夫だと思って打つが、また池に打ち込んでしまう。
こういう経験はできれば、したくないものだが、わたしにも経験はある。
前にも書いたかもしれないけど、わたしは、とあるコースの大きな池のあるホールに来ると途端に緊張してしまうことが多い。
緊張してないつもりでも、多分テンパってると思う。
発端は、ティショットをフェアウェイ左側にある大きな池に向かって、大きなスライスを打ってフェアウェイに戻すという作戦だった。
ところがスライスするはずのボールは、打ち出し方向こそ合っていたが、真っすぐ飛んで、そのまま池に落ちた。
結局このホールは大叩きしたのだが、以来このホールに来ると苦手意識が必ず浮かんでくる。
左がずっと池で、右が崖下に落とすとワンペナなので、UTで150ヤード真っ直ぐでいいやと思っても、なぜか上手くいかないのだ。
このホールに来ると原因は分からないが、なぜかヒッカケてしまう。
このホールは、ほんの340ヤードで両サイドにハザードはあるが、そんなに難易度が高いかといえば、そうでもない。
今度はいつ行くか分からないけど、わたしはこのホールに来たらショートアイアンでティショットを打とうと思ってる。
池まで絶対に届かないクラブだ。
あるいはワンペナ覚悟で右狙いで池を確実に超えるドライバーで打つとかね。
まあ、こう色々と考える時点で、コースの罠にズッポリとハマッていることに間違いはない。
そして、また今度も失敗するに違いないのだ。
これゴルフあるあるネタですよ。
ゴルフというのは怖いゲームだとよく思うんだが、皆さんも長いゴルフ歴の中で色んな体験をしているんじゃないかな。
アマチュアとプロじゃ技術的に大きな開きはあるけど、自分を疑ってしまったら良いプレイは望めないということでは、一緒だと思うんだよね。
わたしはシャンク病にもなったことがあるので、そのときはテレビでゴルフも見たくないくらい楽しくなかった時期がありますよ。
そういう意味では、土壇場で頼りになるのは、練習をあれだけやったんだという自信というか裏付けなんだが、わたしは最近練習もしないので、崩れやすいのではないかと思っている。
しかし、36ホールで32個ボールを失くしたら立ち直れないというより、わたしはそんなにボールをキャディバッグに入れていないので、途中でNRだわ。
まあ、1年中ゴルフをしているプロでもこういうことが起きるんだから、月イチアマチュアが、毎回安定したプレイをするのが難しいってのは当たり前だし、いつも良いプレイができると思いこんでるってのも変な話ですよね。
それでは、また。
広告