@なかさだの「終わり良ければすべて良し」 All's Well That Ends Well by @nakasada

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スマホでカンニング疑惑の三浦九段「言いたくないですけど私を疑った棋士もいる」…会見での一問一答を読んで

 

どうも、なかさだです。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

 対局中にコンピューターソフトを不正に使用した疑惑が指摘された将棋の三浦弘行九段(42)が27日、都内で騒動後初の会見に臨んだ。

 

【冒頭発言】

 「私の潔白を信じて応援して下さったたくさんの方々にご心配をお掛けしたことを本当に申し訳なく思っております。

 第三者委員会の調査結果を受けてのことですが、驚いたのは、7月26日(の対局)で夕食休憩後の30分間の離席というものがそもそもなかったということで、それなら、そもそも疑惑自体がないんじゃないかと。それがおかしいと思いました。

 竜王戦挑戦者決定3番勝負でも、将棋連盟理事が監視していたということですが、監視していたにも関わらず不審な点はなかったと。ならば私を竜王戦7番勝負に出場させればいいではないかと。それなのに、出場出来なかったことは本当に残念です」

 

上記記事の引用

 

将棋界を揺るがした事件も、第三者調査委員会は、将棋連盟が説明してきた三浦九段の不正疑惑の根拠のすべてを否定、あるいは確認できないとしたらしい。

しかし、処分を受けて被害を受けてしまったのは確かなので、将棋界はどうなってるんだろうという素朴な疑問はあるね。

事件の起きた当初は、シロかクロかで言えば、限りなくクロという発言が、プロ棋士の間でも多かったように思える。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

疑惑を巡っては、竜王戦で三浦九段と対戦する予定だった、渡辺明竜王は「週刊文春」の取材に応じ、三浦九段の不正行為について「間違いなくクロ」と確信した経緯などを語っている。

「三浦九段の対局も含めて調べ、指し手の一致、離席のタイミング、感想戦での読み筋などから『間違いなく“クロ”だ』と確信したという」

渡辺竜王は自身のブログでこんな見解も出した。

「三浦九段の対局中の行動及び、棋譜の観点からも疑問が生じている(ソフト指しがあったと断定はしていない)ことから、常務会が竜王戦の開幕前に三浦九段に話を聞く、までが自分の行動意図です」

 

 

羽生善治三冠は妻の理恵さんのツイッターを通じて、三浦九段は「灰色」であると発言した事実を認め、「今回の件は白の証明も黒の証明も難しいと考えています。疑わしきは罰せずが大原則と思っていますので誤解無きようにお願いを致します」などとコメントしていた。

 

橋本崇載八段は自身の著作棋士の一分 将棋界が変わるには」(角川新書)の中で、疑惑について「一流棋士は対戦相手のちょっとした動揺も見逃さない。おそらく当事者からすれば『疑惑』ではなく『確信』に近いものがあったのだろう」と言及した。

 

上記記事の引用

 

まあ、わたしも将棋に一時期ハマっていたこともあるから、有名棋士たちがこんな発言をすれば容易に信じてしまうよね。

これで疑いは晴れたと言われても、本人は確実に貶められたわけだから、以前のようには人は見てくれないかもしれないし、何より何ヶ月も対局できなかったのだから大損害だろう。

 

検事総長で、委員長の但木敬一弁護士は三浦九段が不正行為に及んでいたと、認められる証拠はないと判断したと発表した。

1 不正の根拠とされた離席行為の事実がないこと
2 対局中の監視で不審行為は認められなかったこと
3 不正の根拠とされたソフトとの一致率が分析ごとにばらつき、不正の根拠とならないこと
4 三浦九段のスマホなどを分析。不正を疑われた対局で、不正をした痕跡は確認できなかったこと

 

上記記事の引用

 

しかし、とんでもない時代になってるよな。

対局中に離席して、隠れてスマホで次の一手を考えるとか、素人には、まったく想像もつかない進化が、将棋界にとっては、もはや当たり前になっているということが、将棋連盟自体が公に認めちゃったということだよね?

だったら、そういった機器は対局前に預かりで、なおかつ厳密にボディーチェックもすればいいかもしれないが、今度はトイレとかに機器を隠したとかりするやもしれん。

そうなったら、休憩場所にも監視カメラでも置かなきゃいけなくなるわ。

AIのほうが、必ずしも優秀なわけじゃないと思うけど、過去の対局を分析したり普段からプロ棋士もPC使って勉強したりしているだろうから、どこまでがクロなのか線が引けていない中、将棋連盟にスケープゴートにされたのかもしれないね。

確か、「この人は以前から怪しいと噂されていた」という匿名棋士のコメントも、どこかで見たし、厳しい勝負の世界だから、叩けるうちに叩いておくかという空気が、サーッと将棋界に広がったのかもしれない。

マスコミは、ハッキリした証拠はないけど、関係者などの証言から、三浦は限りなくクロであると報じてきたので、真逆の結果になったのは驚きだ。

復帰戦がいつになるのかも分からないけれども、疑惑は晴れたとはいえ、三浦九段は以前と同じような心理状態で、対局に望めるかは難しいのではないかと思う。

こうして潔白が証明されたとしても、普通に名誉毀損だと思うから、裁判でもすればいいのにと思うけど、それやったら将棋界から追放されそうなのかなと思うのは、わたしだけだろうな。

でも、怖いよな。

知らない間に変な噂を立てられて、マスコミや周囲の人間も便乗して叩かれて、仕事を失うなんて普通の人間だったら、耐えられない事態だったと思うよ。

ある日、ふとしたことがきっかけで、突然周囲の人間が自分を見る目が180度変わるなんて、わたしだったらとても耐えられないしね。

まあ、それでも再び将棋の世界で、自分の実力を証明するしかないよな。

個人事業主の世界は、やはり厳しいものだなと改めて感じた一件でした。

それでは、また。

 

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