@なかさだの「終わり良ければすべて良し」 All's Well That Ends Well by @nakasada

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『新投入のパターも 1億円を導いた藤本佳則の優勝セッティング』を読んで ゴルフの雑談

どうも、なかさだです。

 

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 日時:8月16日(木)~8月20日(日)
開催コース:恵庭カントリー倶楽部(北海道)
優勝者:藤本佳則



32人が出場したツアー外競技「ネスレマッチプレーレクサス杯」の頂点に立ったのは、藤本佳則。決勝戦小平智を2UPで破り、頂点に輝いた。国内では破格の優勝賞金1億円を手にした。

 

上記記事から引用しています。

 

この試合は、昨日ゴルフネットワークで見てたんだけど、マッチプレーは久しぶりだったので面白かったですよ。

準決勝に続いて決勝も同じ日にやるので、選手は疲れたんじゃないかな。

長いです。

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 決勝戦はこの2人で争われた。

news.golfdigest.co.jp

 

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優勝した藤本は、今年は優勝こそないものの好調で、賞金ランキングは7位。

対する小平はPGAツアーを転戦して日本に戻ったので、疲れもあったかもしれないが賞金の多さには抗えなかったのかと思う。

彼も今年は賞金ランキングは5位と好調で、奇しくも決勝は同級生同士の対戦になった。

知らなかったけど、藤本は東北福祉大で小平は日大らしい。

 

珍しく最初のホールから見てたけど、ホールの攻略の仕方が対照的で面白かったわ。

さすがに賞金額が高いだけあって、恵庭のコースセッティングは難しかったと思う。

ただし、メジャーのセッティングを見慣れてしまうと、距離が若干短く感じるのは仕方がないところかな。

フェアウェイは狭いところだと20ヤードしかなくて、ドライバーなんて使えない印象だが、小平は準決勝からお構いなしにティショットはドライバーで攻めていた。

対する藤本もドライバーは使っていたが、ボールの置き所に神経を使っているように見えた。ホールごとにティショットで使うクラブを代えていたもんな。

 

二人は身長差がけっこうあってというよりも、藤本が小柄なので目立っていた感じだ。

ドライバーの飛距離の差は20ヤードまではなかったと思うが、小平は当たりが良いと320ヤードくらいは出るので、ラフまで飛ぶことが多かったな。

こないだまでメジャーに出ていた自信からか、ドライバーで飛ばしてウェッジでグリーンを狙うことが多かったのだが、若干フライヤー気味にグリーンを捕らえても転がって奥のラフに付くことが多かった。

ラフからの下りのアプローチは神経を使うけれども、攻め方は一貫して強気だったね。

 

試合は、1ホール目は小平がバーディーを決めて1アップしたが、すぐに藤本が取り返して8ホールまでに3アップとした。

よく分からんのだが、小平はコンシード(OK)を出すのが、やたら早くて残りが1.5mほどのパットだと、ほとんど出していたように思えた。

解説によると作戦ではないかということだったが、気前が良すぎるようにも見えた。

プレッシャーがかかる大事な場面まで、オポネントに(敵に)短いパッティングをさせないのは、マッチプレーではよくあることらしいがね。

 

藤本はスキのないゴルフをしていたが、途中2人の会話が聞こえてきたので、いい締まり方をしていたのだろう。

何でも東北福祉大の後輩の松山とは、アイアンの飛距離はそう変わらないが、ドライバーでは40ヤード置いていかれるらしい。

 

 アイアンの飛距離が変わらないワケは、若干ロフトを立てているからだそうだが、流石にドライバーはそういうわけにもいかないようだ。

 

藤本は、しばらく優勝から遠ざかってはいるが、PGAに行きたいという気持ちが強いらしい。(こないだ杉澤キャディと対談している時に言っていたわ)

いつもの年だと大学の先輩の谷原と行動を共にすることが多いらしいけど、今年はヨーロピアンツアーからPGAを転戦しているので別行動らしい。

ただ、気持ちとしては自分も世界に出ていきたいと思っているようだ。

 

小平は対象的に世界基準を見てきたばかりなので、これからそれをどう活かしていくのかが課題だろうとは思うが、さすがにショット力は凄かったな。

序盤で3ダウンしているとはいえパー3以外は、ほとんどバーディー決着だったので、パッティングで差がついただけだったね。

このまま藤本の流れで試合が終わるのだろうかと思っていたら、ワンオンが狙える265ヤード、パー4の15番ホールで藤本にグリーン上でミスが出て、小平が一つ取り返した。

 

試合後に藤本が話していたが、このホールで決めに行って決めきれなかったそうだ。

ここからは会話もなくなってガチの勝負になったように見えた。

 

続く16番は208ヤードのパー3で、2人ともアイアンで打ったボールは、グリーンを横切ってラフに入った。

ショット自体は悪くなかったが、グリーンが固かったみたいだ。

お互いにアプローチ合戦になったが、藤本は1m強のパットを外してしまい、このホールも落とした。

藤本は、これまで短いパッティング自体をしていなかったので、小平の作戦は一応成功だったのかもしれない。

 

17番ホールは546ヤードのパ-5で、オナーの小平はドライバーで右のラフに入れた。

藤本は大きく左に引っ掛けて、ボールの行方が分からないのでプロビジョナル(暫定球)を打った。

左の深い林の中で1打目のボールが見つかったが、普通に前には出せなかったので、刻んだが再びラフに入った。

まだ230ヤードくらい残っていたのでアイアンで打ったボールは、今度は右のラフに飛んでいった。

小平は右のラフから低いボールでフェアウェイに出して、次の一打はウェッジでピンの右3mくらいに先に乗せた。

藤本はウェッジでピンの左5mに寄せるのでいっぱいいっぱいだった。

しかし、勝負は分からないもので、先に打った藤本はこのホール、パーでねじこんで上がった。これは凄かったわ。

そのあと小平は絶好のバーディトライを外してしまいチャンスを逃した。

このホールは結局お互いにパーだった。

 

藤本の1UPで迎えたドーミーホールの18番は393ヤードのパー4だった。

オナーの小平はあくまでドライバーで左のラフに入れた。

藤本は、多分最初からハイブリッドで行こうと決めていたみたいでフェアウェイの左サイドにボールを置いた。

残り153ヤードの2打目はピンの右手前3mにオンした。

 

小平のショットはピン目掛けて飛んでいったが、ややフライヤーしてグリーンの奥まで行ってしまった。

奥からのアプローチを入れに行ったが1m手前で止まってしまって、ここで小平がコンシードしたので、藤本が2UPで優勝した。

 

藤本は4年ぶり?の勝利だったらしいけど、賞金1億円と豪華な副賞を手にすることとなった。

これでPGAに挑戦する準備は整ったわけだが、今はプレーオフシリーズに入り、ランキング下位の選手は入れ替え戦になるので、どこかでスポット参戦したいところだろうね。

しかし、岩田に松山に谷原と東北福祉大OBは勢いあるよな。

池田や優作もそうだしね。

 

藤本は小柄だが体幹は太いので、相当トレーニングはしていると思うが、ドライバーが280ヤードくらいでは、PGAではアプローチとパッティングで活路を開くしかないような気はする。

背格好も同じな丸山茂樹みたいなスタイルだね。

松山は後輩だけど、世界ランキング2位までいったから素直にアドバイスでも受けたらいいとは思うけど、先輩のプライドがそれを許すのかどうかは興味があるね(笑)

でも、谷原も松山がいたことで気楽に海外に出られたと思うので、来年は3人でPGAに挑戦してほしいかな。

 

この試合を見ていたら、全米プロでのトーマスと松山を思い出したんだけど、あの時はとてもストロークプレーとは思えないような一騎打ちだったよなあ。

まあ、パッティングで先に入れたほうが有利なのはどちらでも変わらないのだが。

あの時は、トーマスが簡単に先に入れていたんで、弱点がパッティングだと言われている松山には気の毒な展開だったしね。

 

来年、藤本がPGAに挑戦するかどうかは分からないけど、行くなら腰を据えてじっくり頑張って欲しいとは思うね。

秋からの高額賞金大会で勝てれば、文句なく日本を出ていけるだろうけど、そんなに日本ツアーも甘くないからなあ。

それでは、また、試合を見たら記事にしたいと思います。

 

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