@なかさだの「終わり良ければすべて良し」 All's Well That Ends Well by @nakasada

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『“練習場からリカバリー”スピースが魅せた全英史に残るショット』を見て ゴルフの雑談

 

どうも、なかさだです。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

わたしが予告した通りスピースが「Champion Golfer Of The Year」、つまり全英オープンを制したワケだが、当初の予想と全く違った展開だったですね。

スタートから天候が、かなり悪化したせいもあって、前半は1バーディー、4ボギーの37でズルズルとスコアを落とす展開になった。

しかし、まだ首位だったので後半のほうがスコアが出やすいロイヤルバークデールなら挽回可能だと思って見ていた。

しかし、中国人のリー・ハオトンが(知らんわ、この人)なんと63でホールアウトして、-6で最終組のラウンドを待つことになり、最悪な場合プレーオフか、そのまま勝ってしまうのではという空気があったのも事実だった。

練習場で最終組を待つリーはすごく楽しそうだったね。

 

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(やっぱリンクスはアンジュレーション凄いよな。ぜんぜん平らだなw)

 

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サンデーバックナインに入り最終組のクーチャーは、スピースに離されず食らいついていった。

難しいとされる11、12番ホールをパーで切り抜けて、13番のスピースのティショットは大きく右にプッシュアウトして、丘を越えてそのまま消えていったように見えた。

クーチャーはフェアウェイをキープしていたので、このままスピースのトラブルが続けば、初のメジャータイトルが手に入るのではという流れにいきなりなった。

ボールは右サイドの小高い丘を越えて、練習場の手前のかなり深くて長いラフの中にあった。

というか観客がいたのでラフは踏み固められていたので、ボールは草が密集している場所で引っかかって止まったように見えた。

スピースはアンプレアブルを宣言して、ボールをドロップする場所を競技委員に聞いて、ボールとホールを結ぶ直線上を後退して、なんとコースの練習場のすぐそばにボールを置いたのだが、処置にかかった時間は20分以上だったと思う。

クーチャーはずっと待ってたね。チャンスだったし、いろいろ考えたと思うわ。

 

わたしは、コースの練習場はOB区域というかスルーザグリーンではないので、あれはOKなんだろうかと思ったけど、R&Aが許可を出したので問題はなかったのだろう。

しかし、ホールまで260ヤード、しかもピンが全く見えないし、強風も吹いている丘超えのショットが成功するとは思っていなかったです。

というかカーヌスティーで負けたバンデベルデを思い出したね。

スピースのショットは真っ直ぐピンに向かって飛んでったけど、少し手前のラフに止まった。

ここからのアプローチをワンピンくらいに寄せて、一発で沈めて、あの場所からボギーで上がったワケだが、わたしはスピースにスイッチが入ったように見えた。

有名なバレステロスの駐車場からのショットと、後世まで並び語られるような練習場からのスーパーショットだったですねえ。

 

ここから先はゾーンに突入したかのようなプレーっぷりだったよなあ。

この後バーディー、イーグル、バーディー、バーディーであっという間に12アンダーまで伸ばしたのを見ていたが、ちょっと神がかって見えましたよね。

最終ホールでクーチャーは2打目をバンカーに入れてしまって、マトモにスタンスが取れないような場所にボールが止まってしまった。

クーチャーが2打目を直接放り込めば、スピースと並ぶ展開だったのでピンをデッドに狙った結果だけど、ボールの場所を見た瞬間、勝負は決まったと思ったわ。

それほど運が無いなと感じるような場所だったなあ。

案の定ボールは大きくピンをオーバーして、このホールはボギーにしちゃったけど、よく踏ん張ったと思ったです。

一方スピースは右のラフからグリーンに乗せて、簡単にタップインしてパーセーブして優勝した。

 

この試合は今後も語り継がれるかもしれないけれども、もしも勝利の女神がいるのなら気まぐれで残酷だなと感じたよ。

クーチャーは14番ホールに来た時は、まだチャンスはあると思ってたろうし、実際いいプレーだったけど、一歩及ばなかった。

去年のステンソンとミケルソンとの死闘も凄かったけど、スピースの神憑り的なプレーには呆気に取られた感じだったな。

 

そうですねえ、今回は松山には、勝利の女神は微笑まなかったですね。

出だしが全てだったとは思うけど、最終的に2オーバーのラウンドだったのは実力ある証拠ですよね。

結局、悪天候の時間帯に2日間ラウンドして、ともに72だったのが、痛かったのかなとは思いますけど、あんな難しいグリーンで72ホール3パット無しだったのは、凄いですよ。

 

スピースはキャリアグランドスラムに王手をかけたけど、全米プロはどうかなと。

でも、若いから勢いで勝ってしまうかもしれないですよね。

今年がダメでも20年以上もチャンスがあるわけだし。

この大会で、たまたまスピースのラウンドをたくさん見て思ったんですけど、とにかくスキがないし、グリーンを読む能力が他の選手とは別次元のような気がします。

マスターズでメンタルやられたんじゃないかと思ってたけど、そんなことは微塵も感じさせなかったサンデーバックナインでしたしね。

もしもですけど、1日スピースのパッティングを体験できるなら神じゃないかと思うんだろうな。

 

今年も面白い大会でしたけど、クーチャーに勝たせてあげたかったような気もしましたね。

まあ、全英は試合後半で競った展開になると年長者が負ける場合がほとんどですけど、一瞬勝てるのではと思っただろうし、リンクスらしい天候の我慢比べは心身ともに疲れただろうねえ。

長くなっちゃったけど、またメジャートーナメントを見たら記事にしたいと思います。

それでは、また。

 

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