『“睡眠薬遊び”若者に蔓延か 衝突事故で暴走車運転の少年「気分高揚すると聞いて」』を読んで
どうも、なかさだです。
堺市東区で7月中旬、少年2人が乗った車が暴走して道路脇のフェンスに衝突した事故があり、睡眠薬を飲んで車を運転したとして、大阪府警に道交法違反(過労運転等)容疑で逮捕された通信制高校生の少年(18)が「睡眠薬を飲むと気分が高揚すると聞いて服用した」と供述していることが4日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、車の助手席に乗っていた知人男性(19)が「睡眠薬遊び」として、興奮状態になるため常習的に向精神薬に該当する睡眠薬を服用していたという。少年も男性のまねをして睡眠薬を服用したとみられ、府警は事故原因とともに若者に同様の遊びが蔓延(まんえん)していないか実態を調べる方針。
上記記事を引用しています。
たまたま昨日はカフェイン中毒について、わたしの見解を書いたのだが、睡眠薬(睡眠導入剤)遊びが流行っているというので、取り上げてみました。
世の中は喫煙者が減り、若い人は飲酒くらいしかないのかなと思っていたら、イキってる人は睡眠薬でラリってるそうです。
今回も話が長いです(笑)
広告
わたしは、もろに昭和世代なので、学生の頃のことを考えるとヤンキーが流行っていた時代(ファッションだった)は、未成年者の嗜みとしては、シンナー、タバコ、酒、風邪薬一気飲み(カフェイン)くらいまでだったと思う。
まあ、タバコは今と違ってかなり大目に見られていて、誰でも自由に自動販売機で買えたので、親に頼まれたからと言えば問題なく買えました。
酒は家庭にもよると思いますが、やはり甘かった。
今は飲酒運転は厳罰ですけど、タクシーや自動車代行業に頼まず、自分で運転して変える人も多かったですね。ウイスキーとかの酒自体は高かったんですけどね。時代が違ったんで飲み屋は今の倍以上ありましたし。
シンナーは特にカラダに悪いので、やっていた人たちは少数派ですが、歯が溶けるという噂がありましたね。(脳も萎縮するらしい)
わたしは子供のころからプラモデルを作って遊んでたんですが、気分が良くなるということもなかったので、シンナー遊びはやったことがないですが、大人になってから仕事で純度の高いシンナーを使うようになっても、ぜんぜんでした。
ただ、欲しいと言われたことは何度かあったので、丁重にお断りしました。
風邪薬はカフェインが入っているので、平常時飲むとちょっとテンションが上がる気もしますけど、わたしは熱発しやすいので、解熱剤だと思ってます。
だから発熱時以外は極力飲まないようにしてますね。
いざという時に効かないと困るんでね。
ところで睡眠薬ですけど、コレ乱用されたらかなり危ないですね。
わたしが受けた医者の説明によると、一般的に睡眠薬とは言っているけど(睡眠導入剤)実際は睡眠ではなく失神に近い状態に脳を追い込む働きをする薬ですということでした。
脳を一時的にいわゆるブラックアウト状態にして、活動を停止させるのが目的の薬だってことです。
だって、そのくらいしないと眠れないんだもん。
普通に歩いてる時なら倒れるくらいで済むけど、自動車の運転中に落ちたら大惨事ですよね。
酔っ払いが前日の記憶がないとか言うと、「またまた~(笑)」なんて言われますけど、睡眠導入剤ってコレに近い気がします。人によって効き方は違いますけど、わたしはよく落ちてましたね。家の中だったんで問題はなかったけどね。
睡眠薬を使っている人は「2日間全く眠れない」とか、「睡眠が浅くてすぐに起きてしまい疲れが抜けない」とか、悩みがあってメンタルヘルス関係の医者に診てもらうわけですが、密売人までいるというのは驚きでしたね。
薬局で売っている売薬と違って向精神薬というのは、非常に強いために睡眠障害がない普通の人に飲ませたら確実に落ちますね。
多分、密売人は健康なんでしょうけど、「メンタル的に落ち込んで悩みがあって眠れない」とか適当なことを言って、処方してもらってるんでしょうな。
今はジェネリックで薬価が安いので、仕入れからしたら末端価格が高いので、美味しいアルバイトになっているのかもしれません。
でも、基本的には受診しても、2週間分しか出さないものですから、ゆるい医者に頼んで「仕事が忙しくて休めないから1ヶ月分出せませんか?」とかやってるのかもしれません。
わたしは今は飲んでいないですけど、10年以上前には睡眠薬の世話になっていたので、こういう感想になったわけです。
転売目的なのか本当に不眠なのかは、医者には分からないから判定が難しいと思うけど、とりあえず処方箋は出すと思うので、この問題は無くならないと思いますね。
違法なドラッグやら大麻やら、覚醒剤もそうですけど、人間が快楽を求め始めたらキリがないと思いますわ。
人によって気持ちよくなるレベルはだいぶ違うと思うけど、わたしはビール1本くらいでゴキゲンなので、それ以上は求めないかなあ。
というか気持ち悪くなるんでね。体が受け付けないんでしょう。
わたしはビール2本くらいでバッドトリップというか、2時間後くらいには便器に張り付いてる状態になるので、酒とは相性が悪いと思う。
若いころは悪いことと分かっていても興味本位で、違法なものや未成年で酒やらタバコやらに手を出してしまうことがあるのは、大昔からのことで、これからもそういう感じだと思う。
大体の人は1回体験したら、まあいいやという感じだろうけど、ジャンキーになってしまう人もいるだろう。
日本人はアルコールに関しては昔から甘いので、隠れアル中はたくさんいると思うが、なぜかタバコと違って、ほとんど規制はかからない。
まあ、だから酒で満足しとけよって話なんですが、需要がある限りは違法薬物は無くならないだろうね。
わたしの主観だと、痛み止めの薬以外は、全部禁止でもいいんだけどね。
でも、アメリカでは大昔に禁酒法があったというのも驚きですけど、やはり密売されることが多かったようですし、日本のアル中予備軍の数を考えたら絶対にムリですな。
わたしの実体験を交えると、そんなふうに感じますね。
しかし、こういう問題は、大麻が合法の国もあれば、ムスリムのように飲酒も出来ない人がいたりで、住んでいる地域とか価値観や宗教によって考え方や捉え方も随分違うんでしょうねえ。
これを読んだからといって、自分も睡眠薬を試そうかなというのは、やめてくださいね。
臨床データで脳細胞に非常に悪いという結果も出てますんで。
(脳が萎縮するという説もある)
それに一晩眠れないくらいなら、薬局の売薬で充分なんでね。
もちろん車の運転はしちゃダメですよ。事故で人生詰んだなんてことになりかねませんからね。
それでは、また。
広告